コアアップデートやアルゴリズム更新 【2021年4月まとめ】

繰り返しサイトにダメージを与えるコアアップデートやアルゴリズム更新の履歴。検索品質評価ガイドラインのYMYLやE-A-Tは検索結果に影響をおよぼすのか?

SEO塾/株式会社アルゴリズム

コアアップデートやアルゴリズム更新 【2021年4月まとめ】

繰り返しサイトにダメージを与えるコアアップデートやアルゴリズム更新の履歴。検索品質評価ガイドラインのYMYLやE-A-Tは検索結果に影響をおよぼすのか?
コアアップデートやアルゴリズム更新 【2021年4月まとめ】

コアアップデートやアルゴリズム更新 【2021年4月まとめ】

検索経由のトラフィックに甚大な影響をおよぼすGoogleアルゴリズムの検索順位ランキング

コアアップデートやアルゴリズム更新のたびに、順位変動が起こり、サイトオーナーは右往左往する

今の情報も明日は無意味となりそうだが、とりあえずまとめておきたい

Google更新 最近の履歴

弊社管理サイト、およびクライアント様サイトの順位変動、ダメージの影響から、コアアップデートやアルゴリズム更新をピックアップしてみる

  1. 2017年12月06日:医療健康関連
  2. 2018年03月02日:コア アルゴリズムアップデート:検索キーワードとの関連性
  3. 2018年04月18日:コア アルゴリズムアップデート
  4. 2018年05月25日:名称なし
  5. 2018年08月01日:コア アルゴリズムアップデート
  6. 2018年09月28日:名称なし
  7. (途中省略)
  8. 2019年03月12日:コア アルゴリズムアップデート
  9. 2019年04月:2日および28日ごろ
  10. 2019年05月:2日および22日ごろ
  11. 2019年06月04日:コア アルゴリズムアップデート
  12. 2019年09月24日:コア アルゴリズムアップデート
  13. 2019年10月25日:BERTアップデート
  14. 2019年12月12日:名称なし
  15. 2020年01月14日:コア アルゴリズムアップデート
  16. 2020年05月04日:コア アルゴリズムアップデート
  17. 2020年12月04日:コア アルゴリズムアップデート

そのほか、漏れがあればご勘弁を…

Googleの検索品質評価ガイドライン

とくにコアアップデートで、Googleの検索品質評価ガイドライン、とくにYMYLやE-A-Tが脚光を浴びている

検索品質評価ガイドラインについては、上記の検索結果のいろいろなページに当たっていただきたい

2019年12月に更新されている

またこちらも参照

繰り返すが、Googleの検索品質評価ガイドラインでは、「YMYL」「E-A-T」がとくに注目されている

YMYL(Your Money or Your Life)

お金と生活、人生、生命などに関するトピック(Webページの内容)には、とくにGoogleは目を光らせている

  1. 商品販売や金銭取引(通販、オンラインバンキング、送金など)
  2. 資産情報(投資、税金、保険、住宅購入など)
  3. 健康・医療(健康、病気、栄養など)
  4. 法律(離婚、遺書、市民権など)
  5. ニュース・市民生活に関する情報(役所の手続き、災害情報、福祉など)

結局YMYLは、ほぼすべてのWebサイトやページに当てはまりそうだ
単なる日記、チラシの裏に書かれるようなもの、除外されるのはこれだけ?

「生命・財産」などで、
今すぐに
深刻な影響をもたらすトピック(医療、投資など)
将来的にかなり影響するトピック(進学、就職、災害対策など)
ある程度、影響をもたらすトピック(フィットネスや栄養など)

また、ヘイトスピーチも対策が強化されている
ヘイトスピ―チ、ヘイトの対象になりやすい「人種」「宗教」「性別」などに関するトピック

善意の情報提供はあるとしても、YMYL関連のWebサイト・ページにはGoogleが監視を強めているとするならば、Webでのビジネス、検索経由で集客し収益を上げることのハードルは、異常に高いことになる

YMYL関連トピックのサイトやページでは、次の「E-A-T」が、検索圏外や順位ダウンの担保となると解釈されている

ともかく、コアアップデートでは、YMYLに関するキーワード・フレーズがほぼ引っかかる
具体的には、最初の1~5のすべてが同時にというよりも、どれかピックアップされることが多い
順位変動も、ピックアップされたキーワード・フレーズで、大ごととなる

E-A-T(Experience, Authoritativeness, Trustworthy)

Googleの検索品質評価ガイドラインの「Page Quality」の章に「E-A-T」があり、サイトというよりもページの品質チェックの項目となる

  • Experience:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trustworthy:信頼性

そのページの内容で、トピックに関する専門性、権威性、信頼性があるのか?
そのページの作成者(明記されていれば)、あるいはサイト運営者に、トピックに関する専門性、権威性、信頼性があるのか?

購入者のレビューやお客さまの声
専門分野では、専門家の意見

とにかく、E-A-Tはどれも切り離しがたく、一体となっている

E-A-Tを真に受けると、有名有力公式サイトだけが、Googleの検索結果に表示されることになりそう

ハンドルネームなどの事実上の匿名ウェブマスターによるアフィリエイトサイトは、全滅するのか?

検索品質評価ガイドライン(YMYL/E-A-T)と検索アルゴリズム

YMYLについては、コアアップデートで、実際にそのトピックのページやサイトが順位ダウンしている

E-A-Tについては、

  • Googleの品質評価ガイドラインは、検索ランキングの仕組みを解説したものなのか? |SEO Japan by アイオイクス

上記のページでは、Google検索の幹部であるベン・ゴメスやジョン・ミューラーが、次のように述べている

品質評価ガイドラインとランキングに直接の関係はない

ただし、

  1. ペットフード / ドッグフード / キャットフード
  2. FX
  3. サプリメント

このような検索ワードでは、
(1)では、まずメーカーが主で、アフィリエイトでは獣医師監修が明記されたページが上位にある
(2)では、証券会社が主で、アフィリエイトでは投資活動の実績のある作成者が明記されたページが上位にある
(3)では、「サプリメント比較」などで検索すると分かりやすくなるが、医師や管理栄養士がからんでいるページが上位にある

専門性、権威性、信頼性がかもし出されているページが上位表示されているが、他方で誰が書いたのか、運営はどこなのか、分かりにくいページも稀にある

よって、E-A-Tは、順位アップできる、順位ダウンをスルーできる、とまでは言い切れない

ランキングの決定力はYMYLとくにE-A-Tだけではない

E-A-Tにも配慮できるなら、やったほうがいいということだろう

ただ、キーワード記述や、内部リンクや外部リンク、あるいはドメインパワーなど、昔ながらのSEOの要素も忘れないことである

ドメインパワーについては、かつてのPageRankを想起させ、実際にDmozやMajestic、AhrefsなどのサードパーティのSEOツールによる、バックリンクベースの指標なども参照するといいだろう

外部リンクも、ないよりもあったほうがいい、ということである
ただし、不自然なリンクを含む低品質の被リンクは、有害であることも間違いない

そもそもGoogleの検索結果の品質はどうなのか?

YouTubeは、かなり監視が強化されているが、検索のほうは、エロ・グロ・テロは皆無とはなっていない

デジタルコンテンツの違法アップロードのサイトやページも、じつはコアアップデートのたびに上位表示されている
とくに、アダルト関係、つまり「エロ」は、オリジナルのアダルトコンテンツでビジネスをやっているところも、サジを投げているような裏話も聞いている

違法アップロードは、Googleは「デジタル ミレニアム著作権法」で、検索結果から削除するようなことをやっているが、これも著作権者がみずから訴える必要があり、傾向としてはパクリ勝ちとなっている

今は下記ブログで一切のコメントが削除されているが、かつては医療関係者からの苦情が多数寄せられていた

専門家の発言を重視するが、一般ユーザーになじみのない、あまりに専門的な用語が多用されているページも、その「専門用語」ワードでGoogle検索にかからなくなっている

それって、大きなお世話
一般ユーザーは、そもそも検索ワードとして「専門用語」を使わないでしょ!
と思う人はいない?

コアアップデートやアルゴリズム更新で順位変動

コアアップデートでも、それ以外のアルゴリズム更新でも、Search ConsoleやAnalyticsなどで、トラフィック減少がデータに現れる

まず、ビッグキーワードや単独キーワード、ビッグキーワード+○○などの2語くらいの複合ワードなどで、顕著に順位ダウン

3語以上の複合ワード、あるいはロングテールなどでは、順位ダウンのダメージはそれほどでもない
あるいはスルーできている

順位ダウンからの回復として

  • ドメインそのまま、コンテンツなどの修正で、リカバリー
  • ドメイン変更は、リベンジ

弊社では、とりあえず上記のように区別している

アルゴリズム更新(コアアップデート以外)はリカバリーで

コアアップデートをスルーしながら、それ以外のアルゴリズム更新で、順位変動、順位ダウン

順位回復の方法としては、リカバリーを採用

サイトやページの修正で、順位がやや回復することも多い

コアアップデートはリベンジで

コアアップデートでは、リカバリーは無駄なことが多い
サイトやページの修正で、順位が回復することはほとんどない

コアアップデートによるダメージは、1回受けると2回3回受けることも多い
とどめを刺されるまで、コアアップデートによって、苦しめられ続ける

コアアップデートのタイミングでダメージを受けた場合は、さっさと別ドメインでリベンジすることを強くおすすめする

ドメイン変更で、ほぼ同一のコンテンツでも、ダメージサイトのコアアップデート直前の順位になることがある

リベンジの、正攻法のやり方は、ダメージサイトを温存し、ダメージサイトのコンテンツを30~50%程度修正して、別ドメインでその修正コンテンツによって立ち上げることである

ダメージサイトを温存するのは、トラフィックがゼロではないこと、次々と押し寄せるコアアップデートのタイミングによっては、わずかでも順位が回復する事例も多い

つまり、ビジネスとしては、収益がゼロではない、コストもほとんどかからない、そうであれば、放置がベストである

ダメージサイトをつぶして、新サイトに301リダイレクトすることは、おすすめできない
リダイレクトは、リベンジではなく、リカバリーになる

リカバリーやリベンジのコンテンツ修正のポイント

リカバリーでもリベンジでも、本質的な違いは、ドメインを変更するかどうかである

ただし、どちらでも、コンテンツは修正しなければならない
リベンジは、ダメージサイトを温存するのだから、重複コンテンツのリスクを回避する必要がある

方向性は、「E-A-T」強化でも、ページのボリュームアップでも、URL構造の見直しでも、何でもやってみることだ

なお、テキストの修正もさることながら、HTMLコーディングも変えてみる、採用しているテンプレートを他に乗り換えてみることもありだ

同じテキストを使うにせよ、順番を変えることも、意外に効果的

SEOマニュアルでは、flexbox押しとなっているが、極端に言えば以前と同じような見栄えでも、裏ではHTMLソースをそれなりに変えることができるので、弊社のアフィリエイトサイトでは、リカバリーやリベンジでも成功している都合のいいコーディングである

SEOを弱める方針として

なお、コアアップデートやアルゴリズム更新による順位ダウンの見立てとして、まるでペナルティのように、自サイト・ページの評価が低くなったと、SEOが過剰だったと判断したなら

SEOの弱体化、キーワード記述数を減らす、内部リンクやそのアンカーテキストを減らす、外部リンクとそのアンカーテキストを減らす、などがリストアップされるだろう

日本語ドメインや、日本語URLも、よろしくない
もし日本語ドメイン・URLを変更しようとすれば、リカバリーの範囲を越えるので、リベンジとして別サイトを立ち上げるほうがいい

もちろん、「E-A-T」強化や、ページのボリュームアップは、不可欠

SEO強める方針として

もし、自サイト・ページの評価が低くなっただけでなく、競合サイト・ページの評価が高くなったと判断するなら

「E-A-T」強化や、ページのボリュームアップは、当然として

キーワードを増やす、内部リンクや外部リンク、そのアンカーテキストを増やすことも、レパートリーに入ってくる

なお、日本語ドメイン、日本語URLは、SEO強化としても選択肢に入れない
何かがあってURL変更をするときは、かなり大ごとになる
ほんとうに面倒臭い

SEOの弱体化と強化、いずれにせよ、やってみないと分からないので、行動を起こすことが重要

キーワードの選択

コアアップデートやアルゴリズム更新のどちらでも

ビッグキーワードや単独キーワード、ビッグキーワード+○○などの2語くらいの複合ワードなど、レッドオーシャンで戦い続けることは、リスキーである

リカバリーでもリベンジでも、それらをスルーしていても、Googleのアルゴリズム更新の危険性がある

3語以上の複合ワード、あるいはロングテールなど、もっと極端に分かりやすくいえば、ほぼ検索ワードにならないが成約につながりやすいキーワードもある
ブルーオーシャンで、ほぼ独り勝ちである

つまりは、集客と売上の、今までのパターン、方法論を根本的にひっくり返して、Google更新に左右されにくい、ネットビジネスに転換することもありだ

ブルーオーシャンだから、競合はゼロに近い
自サイト・ページでも、競合でも、評価の上がり下がりとは無縁になる

Webページのテキスト量

コアアップデートで順位ダウンした場合

ダウンしたページのコンテンツボリューム、テキスト量をチェック
テキストのボリュームアップや、少テキストの複数ページをまとめるなど、手当てする

Googleのほうを向くのではなく、ユーザーに利便性のあるコンテンツを作成する

また、トップページやカテゴリートップが、十分なコンテンツボリュームがあるのに順位ダウンした場合、リンク元(外部でも内部でも)のテキスト量が少ない場合も、怪しんだほうがいい

価値がないページからの外部リンクや内部リンクは、リンク先の価値を低くする可能性がある

画像や動画

リカバリーでもリベンジでも、コアアップデートによってダメージを受けたサイトのコンテンツを修正するとき、テキスト量を増やすだけでなく画像や動画を追加することも、対策の選択肢の1つとなる

ダメージを受けたサイトと似たようなコンテンツでも、画像や動画を多くした新サイトでは、好順位になるケースがある

リカバリーとリベンジの見極め

リカバリーをするのか、別ドメインを立ち上げるのか、見極めとして、費用対効果、スピード感を出すためには

通常のアルゴリズム更新なら、リカバリー
コアアップデートなら、リベンジ

簡単に、そのように見極めることをおすすめする

もっと簡単には、順位ダウンしたら、すぐに別ドメインで別サイトを立ち上げることが、ビジネス的に即効性や生産性がある

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