ブラックハットとホワイトハット SEOスパムとペナルティ
検索エンジンだけを見るSEOがブラックハット、ユーザーを向けばホワイトハット。ペナルティがなくてもスパムはホワイトハットではない。そのSEOはブラックハット。
ブラックハットとホワイトハット SEOスパムとペナルティ
検索エンジン対策とスパム
ECサイトやアフィリエイトは、お金儲けとして検索エンジンの上位表示を目指します。
検索エンジン対策をSEOと呼びますが、SEOが行き過ぎると検索エンジンスパムになります。
もちろん、スパムの一部にはペナルティがかけられていますが、ペナルティを受けていないスパムページもあるのも事実です。
なお、SEOエキスパートの間では、正しいSEOはWhite Hat(ホワイトハット)、不正なSEO・スパムはBlack Hat(ブラックハット)と称しています。
正しいSEO ホワイトハット(White Hat)とは
ユーザーに有益なコンテンツを提供している、ユーザーの利便性をそこなっていない、つまりユーザーを忘れないSEOが、ホワイトハットとなります。
逆に、有用なコンテンツを提供していると豪語しても、検索エンジン対策をしていないページは、検索されにくくなります。
まず、GoogleやYahoo!が示しているガイドラインをしっかり学んでおきましょう。
不正なSEO ブラックハット(Black Hat)とは
ブラックハットの特徴の1つは、まずユーザーにSEOの痕跡を見せない、あるいは検索エンジンとユーザーが別のものを見る、ということです。
SEO塾では、「隠蔽系」と「転送系」と呼んでおきましょう。
隠蔽系のブラックハット
まず、「隠蔽系」は次のようなものがあります。
- 隠しテキスト
- 隠しリンク
- title属性悪用
- alt属性悪用
- CSS悪用
- フレーム悪用
- noscript悪用
転送系のブラックハット
次に、「転送系」は下記。
- 誘導ページ(ドアウェイページ)
- リダイレクト悪用
- クローキング
上記で「悪用」とありますが、明確な悪意を持っていなくても、検索エンジン対策を意図した未必の故意も、ブラックハットとみなされます。
リンク系のブラックハット
そして、「リンク系」のブラックハット。
SEOは、激戦キーワードではリンクの特に量が問われます。この「リンク系」のブラックハットも、スパマーは驚くほど高度なものを開発しています(笑
- コメントスパム
- トラックバックスパム
- リンクベイト
- ボウリング
- 有料リンク
盗用系のブラックハット
さらに、そのリンク元のページ用や、アフィリエイト用に、他人のコンテンツを盗む不埒者もいます。
指定のキーワードを含む前後のテキストをかき集めるプログラムがあります。
「盗用系」は次のようなものです。
- スクレイピング
- スプログ
- ミラーリング(重複コンテンツ)
最後の「ミラーリング(重複コンテンツ)」は、自分で自分のページを盗む行為ですね(笑